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趣味

大人の趣味を持とう

大人になってから、仕事以外の事で目標を持ったことはありますか?

義務としてこなさなければならない仕事や家事以外に、「自分の意思で」行なっている活動を趣味と定義します。旅行や収集、制作・創作、スポーツや音楽、その他様々な活動が含まれます。また、自分の意思でやっていることから、家事でも必要最低限の内容は義務だとしても、「料理が好きでついあれこれ作っちゃうんですよね」などは趣味と言って良いでしょう。

さて、あなたは趣味を持っていますか?人に言える趣味、言いづらい趣味、いえない趣味、色々あるかもしれません。本章では、趣味を持つと良いのでぜひやりましょうという話と、大人だからできる趣味という2点について述べたのち、具体的な経験に基づき得たものについてお伝えします。

大人だからできる趣味とは?

こんなタイトルをつけておいてなんですが、趣味の内容に大人も子供もありません。R18的な趣味は大人になってからしましょう、という側面はありますが、このご時世通販やネットでいくらでも手に入ります(年齢確認などはありますが、ザルな場合もありますしね。それはともかく。)

大人が持っているものの一つは財力です。一方で、持ってないものの一つが時間です。お金はあるけど時間がない、ということを踏まえた上で趣味を楽しむ戦略を立てる必要があります。

お金があること。これは非常に大きい有利な点です。例えば楽器を始めたい、スポーツを始めたいなど、数万円だとしてもその初期投資が障害になりません。なお例えば初心者から初級者にレベルアップするにあたっての機材の更新などの追加投資については述べません。趣味は自分のモチベーションのみによりますから、初心者のうち、あるいは三日坊主で飽きてしまうリスクが一番高いため、初心者・初級者から中級者にあがるときに機材をアップグレードする必要が出たとしても、それはエンジョイされてますね!の一言で済むからです。

また、コレクション系の趣味も、お金があることは何よりも強さです。子供の頃にはお金の問題で買えなかったものを今なら手に入れられるという点からコレクション系の趣味との相性は良いでしょう。

一方で、時間が取れないという大きなデメリットもあります。練習が必要な趣味において、時間が少ないというのは致命的です。時間をかけないとできるようにならないというところは如何ともしがたいです。

一方で、例えば一人で黙々と練習するところを、お金の力を借りてマンツーマンのレッスンを受けて練習を効率化するといった選択肢が取れます。独学での回り道をお金の力でショートカットする思想です。ここでもやはりお金は大事です。

趣味を続ける/始めるために

大人になってから新しい趣味を始める、あるいは続けるために一般論としていくつかケアしておいた方が良いことがあります。無理をしない。義務でやらない。やめたり休んだりしても良い。楽しくやることこそが続けるコツです。無理をしても何も良いことはありません。嫌になったら休んでも良いのです。また、お金でちょっとズルをしても良いのです。

一人の趣味を始める・続けるコツ

面白そうなことがあったら、とりあえず手を出してみて良いでしょう。まずは調べるところからですが、サクッと飛び込んでみるのも良い選択です。初心者セットを買ってみる、レッスンや体験教室に行ってみる。その結果面白い!やってみよう!となるか、まあ楽しいんだけどちょっと違うかなーとなるかで本格的に始めるかどうか決める、あるいはとりあえず数回やってみるで良いでしょう。

やらずに後悔するより、やって後悔しよう、という格言があります。やらなかった後悔は一生付きまといます。やってみて後悔することは基本ありません。少しの費用と少しの時間を使うだけで、自分には合わなかったからやらなくてもよかったという経験が得られます。

また、特に収集や一人旅といった、他人が絡まない系の趣味、および独身・一人暮らし系の場合は、とにかく無理をしない、という一点に尽きます。お金や時間についても無理をしてはいけません。無課金=無理のない課金なんていう話もありますが、お金的にも、社会人ならではつぎ込みがちになります。給与がある分お金の制約は学生よりも緩くなるという側面があることは述べましたが、貯蓄ができない・切り崩すほどになるとやりすぎ感が出てきます。

健全にのめり込みましょう。体を壊さない、財布を壊さない、生活空間がなくなるほど溜め込まない。

そして、ちょっとしんどくなったりしたら休憩しましょう。数日や数週間全く触れない時間を作るのをお勧めします。MMOやソシャゲなど、休むのがしんどい趣味があるのもわかります。その分周りからおいていかれたり、イベントを逃したり。わかりますが、休むと遅れてしまう!と思うこと自体がすでにハマりすぎの兆候です。しばらくきっぱりお休みして、良いペースを探す、あるいは案外それがなくても心の安定が得られることがわかったら戻ってきても戻ってこなくても良いのです。

家族がいる場合

家族がいる場合は、趣味を維持するためにいくつかケアする方が良いことがあります。具体的には、家族のスペースに侵食しない、家族の時間を維持する、などが挙げられます。

家族のリソースは有限です。その中で趣味に全振りするのは避けた方が良いです。空間的な話を例にすると、家族で暮らしている家にコレクション品がうず高く積まれているといった状況は無用な軋轢を生みます。自室の中に収まっていれば良いですが、趣味のものがはみ出し始めたり、趣味のものに押し出されてあなたのものが共用スペースを侵食するなどは黄色信号です。

無理を通すと、いつか「自分のコレクションを奥さんが二束三文で売り払った」などが発生します。定期的に炎上しますが、売却や破壊といった行動に移してしまったところについては当然責められるべきではありますが、一方でそこに至るまでに歩み寄りの余地はなかったのか、と気になってしまいます。無理やりやってしまったことはなかったか?妥協や割り切り、境界を引く余地はなかったのか、などです。

交渉の余地として、「スペースを区切る」「時間を区切る」「バーター」などが挙げられます。スペースを区切るについては、収集系やものづくり系の趣味に多いでしょう。「自室・書斎のみで完結させます。」「押入れの範囲内とします。」などです。無尽蔵に増殖しないので軋轢が生じづらくなります。時間を区切るについては、時間を確保してもらう代わりに何かやる、です。例えば、「月1のライブにはいかせてくれ。代わりにXXする/XXしない」です。子供の約束っぽい面もありますが、その時間を確保してもらうためにリソースの一部を提供しましょう。「ライブに行く日は、朝部屋の掃除をしていく」などでも良いでしょう。

なし崩しにならないよう、出来るだけ条件をあらかじめ定めておける方が揉めません。もっとも、あれもこれもとなりがちなので、だんだん負荷が上がってくるのですが。

趣味に制限をかけるなんて、という向きもあります。ですが、他の全てを犠牲にしてやることは趣味とは言いません。そして、継続するための割り切りです。 むしろ、メリハリが効くというメリットもあったりします。

配偶者と共通の趣味はあった方がいい

 こんにちは。自分がこれから書くのは、既婚者、もしくは恋人のいらっしゃる方向けの記事です。んなもんいねぇよ!という方は、「環境が離れて久しく、立場も専門領域も全く別物になってしまったけどこれからも仲良くしていきたい友人」「できる限り良好な関係を維持していきたい取引相手」等と置き換えて読んでみていただければ幸いです。

配偶者と共通の趣味を持つことの恩恵ははかりしれない

自分は配偶者と共通の趣味、具体的には同一のオンラインゲームをしています。レベル上げなどはそれぞれで空き時間に行っていますが、イベント成果を競ったり、できるだけ時間を合わせて同じストーリーを進めるようにしています。そのことによって多くのメリットを得たので、それを共有したいと思います。

【メリット】

  • 一緒に過ごすことがより楽しみになる
  • 会話が増える。同じ職場や同系統の仕事をしているのでもない限り話題は減る一方、特に楽しい話題はなおさら…という現状にストップをかけられる
  • ケンカなどで雰囲気が冷え込んでも冷えっぱなしにならない・仲直りのとっかかりができる
  • 難易度の高い分野がうまくいかずに落ち込んだ時に共感を得られる
  • 一人で趣味をするより、別の視点があるため見えてくるものが増えたり教えあって弱点克服がしやすかったりして技術向上がしやすい、口にすることで忘れにくくなる
  • 自分にとって簡単なところに相手が苦しんでいたり、自分が苦しんだところを相手が易々と通過するのを見て、自分と相手が違うということを改めて知ったり、自分と異なる長所があることを改めて尊敬したりできる
  • 共通の課題に取り組む仲間意識が発生して絆が強固になる

このような理由から、配偶者もしくは恋人がいる方には、共通の趣味を持つことをお勧めします。

うちの場合はオンラインゲームでしたが、元来共通の趣味があるならそれを大事にしていただけたらと思いますし、新たに始められるなら動物の飼育でも釣りでもカメラでも映画でも何でもよいと思います。

【デメリット】

もちろんあります。

  • 他の趣味に費やす時間が無くなる
  • ついつい生活がおろそかになる、特に睡眠時間が少なくなる

二人でやっていると、歯止めがきかなくなってずるずる遊んでしまう日もあります。決して相手を責めるような口調になってはいけませんが、共に「アカンかったね!」と笑って反省しましょう。筆者も頑張ります。

どんな趣味をどういう態勢で共有するべきか

趣味の内容は、住環境やお子さんの年齢、払えるお金の額が許す限りは、何でもよいと思います。

いろいろ二人で試せるように、金額的にも精神的にもハードルの低いところから始められるものが好ましいです。

ただ、それぞれが主体となって取り組めること(どちらかが主体でもう一人は手伝う形では意味がありません)、技術の差があっても楽しめるものであること、押し付けないこと、助言とマウンティングを取り違えないことが長く続ける際に必要です。

ダメだった例として、過去に家庭用格闘ゲームを一緒にやっていたことがありますが、負けが続いたり、逆に勝ちが続いたりするのは精神的にきつかった思い出があります。また、身内の例になりますが、義父が退職した頃から土地を借りて熱心に家庭菜園を行っています。生きがいになっている様子は好ましいのですが、そんなに興味のない義母はじめ他の家族に収穫を手伝わせたり収穫物を取りに来るよう言ってくるので家族は振り回されてメイワ…大変です。

どうやって引きずり込m…もとい始めるか

我が家の場合は元々共通の趣味ではなく、自分が友人から勧められて始めたオンラインゲームでした。 布教したつもりも、布教できるとも思っていませんでしたが、約1年と3か月の間、「こんなことがあった、楽しい!」「こんなイベントでこれこれこういうキャラがこんなことをしでかしたり、このキャラとこのキャラがこんな絡みをしていて面白い!」と自分の体験を共有しているうちに「よし、自分も始めるぞ!ものは試しだ」と始めてくれ、そこからはあっという間に勝手に沼ってくれました(※始めは、自分に対する歩み寄りの意味が多分にしてあったようです)。 今では当方よりガチ勢となって、育成のための素材の把握、素材狩りのクエストの周回、ダメージを伸ばす方法の研究に邁進しています。

ここから、自分の趣味に興味を持って貰うならば楽しんでいる姿を見せること、一緒に楽しむ準備があることを伝え続けていくのが一つの方法かと思います。 相手が趣味を持つひとであれば、自分を合わせることもありだと思います。たくさんプレゼンしてもらってください。

二人で新たな趣味を始める場合は、何が二人にとって合うかは分からないので、あまり大仰な準備をするよりも「一緒に何か始めたい」と率直に切り出すのが良いのではないかと思います。その話し合いの中でルール作りも出来たら理想的です。

なお、小さいお子さんがいて新たな趣味どころじゃねぇ!という方。まず、家事の外注や子育て支援を使ってできるだけ休んでください。休養は義務です。その上で、今のお二人の共通のご趣味は子どもの成長を見守ることだと思いますので、どんな動きをしたか、何が出来て何が出来ないのか、昨日より出来るようになったことは何かを話題にしてください。たくさんかまって、たくさん写真を撮ってください。自分の場合、親は機械音痴でカメラにあまり詳しくなく、祖父の撮ってくれた写真が成長の記録でした。結婚式にも使いました。

また、仕事が忙しくて趣味どころじゃねぇ!という方。その通りです。休んでください。

いのちだいじに

趣味をもつ意味~合唱編〜

今まで私がやってきた「合唱」とMMORPGである「FF14」という趣味をひとつの例にして、「趣味を持つ意味」について語ろうと思います。

合唱は、大学から引き続いての趣味です。

いつになってはじめても大丈夫

今、趣味を持ってないよ…という方もいらっしゃるかもしれません。心配ならいりません。いつ始めても大丈夫です。合唱の場合は団体の目標によっても変わりますが、初心者歓迎という団体も少なくありません。「歌を歌ってみたい」「みんなと何かしてみたい」という気持ちがあれば後は何とかなります。

合唱以外の趣味でも「有識者」がいる団体等に所属できるとおそらく躓きにくくなると思います。合唱においてはだいたいパートリーダーや指導者がいることがあるので、何から練習をすればいいのかは示してもらえる事が多いです。

初心者のうちは…

はじめは右も左もわからないと思います。みんなが難しいこと言っているかもしれません。自分には向いてないかもしれないと思うかもしれません。「今」は初心者だから仕方ないのです。わからないなりに隣の人の真似をしてみたり、指導者がいれば、指導者の言っていることをなんとなくでもいいのでやってみると良いと思います。

練習が週に1度程度だったら半年もしてくれば、それなりの形になってくると思います。 継続が一番の力になります。はじめはちょっと大変です。大変じゃない事のほうが少ないです。でも、コツコツ毎週練習に出る、家でも少しでいいから練習する、そうすることでちょっとずつ上達します。絶対にします。

発表の場を持つ

合唱の場合は、多くの団体が年1回程度定期演奏会を行っている団体が多いと思います。団体のみんなが1年かけて選曲やステージ衣装を決めたりして準備をしていきます。みんなで準備して、みんなで発表する。非常に楽しいです。1年目は曲を歌うで精一杯かもしれませんが、2年目以降は曲のディティールにこだわったり、少しだけ演奏会の準備を手伝ったりなど色々できるかもしれません。そして、演奏会後の打ち上げの酒がなによりも美味しい。最高に美味しい。私の師が言っていました。「飲むために歌い、歌うために飲む」と…。

仲間ができる

時には意見をし、時には励まし合うような仲間をそういう経験通して得られます。一生ものの友達です。人生が豊かになります。学生時代にそういう気持ちを味わったことがある人がいれば「懐かしい」と思うかもしれません。もし、学生時代にそういう気持ちを味わったことがない人がいれば「これが青春か」と思うかもしれません。

趣味を持つ意味 〜オンラインゲームを例に・・・ FF14編~

実は音楽は学生時代からの趣味で、しかも大学もその手の大学へ通っているものです。ここでは、もう一つ、大人になってからの趣味であるMMORPG「FF14」を例に色々語ろうと思います。

人はみな若葉から始まる

合唱編でも書きましたが、人はみな初心者から始まります。今の私にはありませんが、はじめはみんな名前の横に「若葉」がつきます。初心者ですよ!とわかりやすく書いてあります。そうなのです、どこの世界でもみんな最初は「若葉さん」なのです。若葉は人と話すも精一杯だし、戦闘もぎこちないし、何もかもが初心者!仕方ないのです。

その初心者も、インターネットで調べてみたり、先輩ヒカセン(光の戦士の略)に色々聞くことによって立派なヒカセンになっていくのです。

色々なプレイスタイルがあるけれども

基本的には大幅に人に迷惑をかける行為をしなければ問題はないと思います。例えば、装備更新はある程度はちゃんとしましょう、とか…スキル回し(技の出し方)の基本はある程度勉強しましょう、とか…暴言は言わないとか… すごく当たり前のことです。人と一緒に遊ぶにあたって、装備全く更新しないで行くとすごく迷惑かけてしまいますし、スキル回しがめちゃくちゃだとさすがに怒られるかもしれません。出来なさ過ぎて全く怒られないという保証はできません。ある程度は調べたりする気持ちを持ちましょう…。

ストーリーとともに成長する

冒険を進めていくうちに、いろいろなことを知っていきます。そのうちゲーム内での友達もできるかもしれません。友達と遊んだり、ストーリーを進めたりする中で確実にあなたは成長していきます。

そして、いろんなことを知るのです。世界の理を…。

たかがゲームだけど

実は私がPhotoshopやillustratorやpremiereを多少触るようになったのはFF14の影響です。簡単な画像加工くらいならサクサクやっちゃいますし、動画だって気合で作ったことがあります。名刺だって作ったことあります。実際に発注かけています。

ゲームの派生でこんなにもいろんな技術に触れるとは思いませんでした。まさか、自分が自作名刺をillustratorで作るなんて夢にも思っていませんでした。うちの子かわいい~、からの画像加工から動画作成までなんでもやろうと思えばやれるようになります。全部独学です。

そもそもなぜFF14を好きになったのか

最後に私の超個人的なお話を書いておきます。 14を始めたきっかけは友人からの誘いでした。「最高に音楽がいいからやれ」だそうです。そして『フリートライアルがあるこのゲームは無料で遊べる(最初は)』と言われ、「やるか…」となったのがきっかけです。フリートライアルはレベル35までなのですが、2日で35まで行ってしまったので3日目には課金を始める程度にハマりました。

人は新生で世界の声を聞き、蒼天で人の業について感じて、紅蓮で自由を求め戦い、漆黒で人は人について考え涙するのです。

悪いことはいいません。今すぐ、エオルゼアに来るのです。そして、この感動を味わうのです。

趣味としての合唱とFF14〜まとめとして〜

どちらの趣味も「人と関わる」趣味です。そして、何か目標に向かって頑張るのも共通しています。趣味だからこそ、丁寧にやることで人間関係の発見もあります。 例えばですが「ありがとう」「ごめんなさい」という気持ちは案外他人に伝わってないということを知りました。ちゃんと言葉にしないと伝わらないから、あえて伝えるようにしています。これは実生活でも活きています。

趣味はいろんなものを豊かにしてくれるので、どんな趣味でもいいのでやってみることをオススメしたいです!

Podcastから始まる人生

私はポットキャスをたくさんやっています、すべてを列挙するには、スペースが足りないので主要なPodcastを紹介したいと思います。

これらのPodcastを趣味として活動していることで、さまざまな機会に恵まれました この節では、ポットキャストを趣味として、前面に押し出した著者の受けた恩恵と背負うことになったプレッシャーについて書きたいと思います

Podcastを複数持つことになった理由

そもそも、Podcastをやろうと考えていたきっかけはアウトプットを増やそうと考えていたからです。 当然、Podcastをする事自体が楽しいという感情はありますが、それだけではなく、Podcastを用いたアウトプットを通じて自分のブランディングを行おうと考えていました。 そんな打算的な考え方もあったので、Podcastを作る人といった印象を世の中につけていくという戦略を取り始めました。

私がPodcastを始めた頃には、すでにPodcastを通して有名になっている人は世の中にたくさんいました。 たとえば、しがないラジオ (https://shiganai.org/) のパーソナリティの二人、gamiさんとzuckeyさんは私の中では有名人でした。

では、私が取れる戦略は何か? もちろん、1つのPodcastを育てて有名になっていくことは王道の戦略だと思いました。 しかし、私は、1つのことを長く続けられない飽きっぽい性格でした。そんな私が、1つのPodcastを育て上げる自信はありませんでした。 さらに、世の中に複数のPodcastを抱えているポッドキャスターはあまり存在していないという現実があったので、持ち前の行動力と掛け合わせて、いくつものPodcastを作り始めました。 それが、Podcast生やす人というブランディング戦略の始まりでした。

Podcastに出てみたい、Podcastを始めてみたい、そんな人が気楽に声をかけられて気楽にPodcastを始められる人、そんな存在に私はなりたかったのです

さまざまな機会

Podcastを通したアウトプットを続けることでさまざまな機会に恵まれました。 特に印象に残っっている、デブサミ2019での登壇、多くのつながり、対話力の訓練というのを紹介します。

デブサミ2019での登壇

Developers Summit 2019 (https://event.shoeisha.jp/devsumi/20190214) とは、日本最大級のITエンジニア向けのイベントです。全国からエンジニアが集い、交流をするイベントとなっています。

私は、この合同誌を編集されている親方さんとのご縁で、「アウトプットのススメ ~技術同人誌・LT登壇・Podcast~」(https://event.shoeisha.jp/devsumi/20190214/session/2007/)という枠で発表をする機会を得ることができました。

このセッションでは、私がPodcastを通したアウトプットということに関する情熱を伝えてきました。 Podcastをすること、それ自体は1つの手段でしかありませんが、私はPodcastというアウトプットの手段をもっと世の中に広めるという立場でお話をしてきました。

実際に、このセッションが終わった後、Podcastに出てみたいという話があり、実際に出演してもらうということもあったので、少しはこの目的が達成できたのではないでしょうか。

多くのつながり

私は、Podcastを通して、さまざまなつながりを得ることができました。 Podcastだけが要因ではないですが、Podcastを通してさまざまなゲストの方と出会い、さまざまな人からフィードバックをもらえました。 私にとってかけがえのない縁がPodcastを通じてできていったのです。 普段はなかなか話をする機会がないと思っていた遠い存在の皆さんにも、このPodcastをを通して近づけました。

さらにPodcastをやっている仲間、ポッドキャスター仲間というのも生まれました、やっぱりいい、同じことをやっている仲間同士というのは非常に良いものです。

対話力の訓練

Podcastをやっている副次的な効果として対話力の向上があります。 これは主に仕事で役立っていて、たとえば1on1のようなミーティングをする際に、相手の話を聞きながらしっかりと受け答えをする訓練が日頃のPodcastでできています。 コミュニケーション能力の信頼を得るためにもPodcastが活用できます。なぜなら、私がどのような話し方をして、どのような受け答えをできるのかといったことは、私のPodcastに詰まっているのですから

背負ってしまったもの

Podcastを趣味にすることはメリットがたくさんあることに聞こえますが、Podcastという特殊な趣味を世の中に押し出すことによって、背負ってしまったものも存在します。 それを背負っていく覚悟という話できていたので、問題はないのですが、人によってはそのプレッシャーに耐えられないこともあるでしょう。 ここでは私が背負っているプレッシャーの一部分を紹介したいと思います。

なぜそこまでしてやるのか?

Podcastを複数作っていると、よく聞かれる質問が「なぜそこまでして複数のPodcastをしているのか」という質問です。 もちろん、相手は興味本位で聞いているのかもしれませんが、私にとってはポットキャスを複数やることなんてムダなことなんじゃないかといった質問に聞こえてしまうことがあります。 確かに、Podcastを複数やることでそれぞれのPodcastの価値や提供頻度が下がってしまうというのは十分に考えられることです。 もちろんそうならないように工夫をしていますし、どのPodcastが重点を置いているという意識はないのですが、一般的な感覚で言うと、色々と手を出しすぎているのではないかという風に捉えられてしまうのがあります。

何かを前面に押し出している時、あなたはその説明責任というものがつきまとってきます。 しかし、私は伝えたいです。気にするなと、他人がどう思うかではなく自分がどうしたいのかで語りましょう

多くの人の期待に答えようとして押しつぶされていく自分

さらに有名になっていくと、多くの人から期待の声が寄せられるようになります。 私のPodcastについても早く次の回が聞きたいという声が届いています。 このありがたい期待の声が私を苦しめることになるのです。

Podcastの収録は時間がかかります、場所も必要です、編集をするのにも、もちろん時間がかかっています。 皆さんの元にお届けするまで、多くの労力がかかっているので、なかなか頻繁にリリースをすることができません。 趣味でやっていることなのでなおさらです。リスナーの皆さんには申し訳ないのですが、ゆっくりとお待ちください。

他人に期待せず、まずは自分が行動する。 そんな活動をしていたら自然とPodcast生やすお兄さんになっていました。 みなさんも、Podcastを始めてみませんか?

趣味から始まる計画的偶発性理論

どうもFORTE(フォルテ)です。楽しさを発信する人として、生き方における趣味の話について一筆書きたいと思いこの章を書いてみました。

まず計画された偶発性理論とは、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授らが提案したキャリア論に関する考え方です。個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定されるとされ、その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方になります。

計画的偶発性理論と趣味

計画的偶発性理論と趣味になんの関係が?と思われるかもしれませんが、この計画的偶発性理論によって得られるキャリアは趣味から始まることが多いのではないか?と思っています。

計画された偶発性は以下のような行動特性を持っている人に起こりやすいと言われています。

  • 好奇心(Curiosity)
  • 持続性(Persistence)
  • 柔軟性(Flexibility)
  • 楽観性(Optimism)
  • 冒険心(Risk Taking)

これらはその人の性格や趣向によって変わってくる部分ではありますが、こと趣味となるとこれらを満たす場合が多くなるのではないでしょうか?特に好奇心や持続性、冒険心などはよく現れます。また、趣味のことであれば多少の障害や問題を回避して趣味を満喫しようとしたり、何かをはじめるときに楽しそうなことであれば楽観的に始められることもあります。

このことから計画的偶発性理論と趣味は非常に相性が良いと言えます。

思えば計画された偶発性だった趣味

趣味を始めるときにこの趣味はキャリアに役立ちそうだ…!と思って、趣味にすることは少ないでしょう。実際に私がこれは計画された偶発性だったなぁと思ったことはキャリアのことなど微塵も考えずに始めたものでした。

しかし、結果的にそれは私の未来を変え、この先の趣味も計画された偶発性によって未来が変わるのではないか?という期待を抱くまでになっています。今回は思えば計画された偶発性だった趣味をふたつ、人生がどう変わったかも含めて紹介したいと思います。

FF14とITエンジニア

私はITエンジニアとして12年のキャリアを積んでおり、もうすぐ13年になろうとしています。キャリアの最初は中小のSIerでSEとして働いていました。そのときの労働環境や仕事の理不尽な難しさからITエンジニアという職業に絶望し、ITエンジニアを嫌いになった自分は仕事を辞めようとしていました1

同じ頃、私はFF14というオンラインゲーム(MMORPG)に非常にハマっていました。FF14は2010年に一度サービスが開始されましたが、あまりの出来の悪さにユーザーからのクレームが殺到、ゲームを1から作り直したという逸話をもったゲームです。MMORPGは開発するのに最低5年、長ければ10年とも言われるようなゲームであるため、当時は作り直すなんて無理!と言われていました。しかし、2013年5月に無事作り直されたFF14は新生FF14として今では世界中(日本、北米、欧州、中国、韓国)でサービスが提供され、ギネス・ワールド・レコーズにもいくつか登録されているほど大人気となっています。

FF14の新生にはアジャイルの思想が使われていた

ITエンジニアに絶望していた私はそこから逃れるためにFF14の情報ならなんでも良いとばかりに、ニュース記事や動画、ブログ、SNSなどを見ていました。

そのとき見た動画に「ゲーム開発プロジェクトマネジメント講座2012」2という動画がありました。これはFF14新生の舞台裏とも言える動画で、当時の開発体制や手法について解説されているものでした。この動画でFF14はアジャイルの思想を基にプロジェクトマネジメントされ、無謀ともいえるMMORPGを作り直すプロジェクトを成功させたことを知りました。

労働環境や仕事の理不尽な難しさからITエンジニアという職業に絶望していた私は、FF14がうまく行ったのなら自分の仕事も上手くいくのかもしれないと思うようになりました。なによりそのとき知れたアジャイルという思想は、もはや何もできることなどないと思っていたITエンジニアという仕事に「まだ自分にもできることがあるかもしれない…」と希望を与えてくれました。

まさかFF14がITエンジニアに結びつくとは夢にも思っていませんでした。しかしITエンジニアに近いビデオゲームの開発であったこと、私もFF14も大きな問題を抱えていたこと、その解決策がシステム開発に用いられるアジャイルだったこと。関連した部分だけを引き合いに出してはいますが、それでも計画された偶発性だったと思わずにはいられません。

技術同人誌から始まる縁

私が技術同人誌を読み始めたのは2018年の10月、書き始めたのは2018年末の合同誌からです。2018年の10月は技術書典5が開催されており、その時の非公式アフターという打ち上げで開発手法であるスクラムについて話を聞く機会がありました。それがキッカケで私は認定スクラムマスターとなり、いまの会社ではスクラムについて発信するようになりました。

またそのときに始めてお会いした方は、今の会社に私をリファラルしてくれたエンジニアです。さらに非公式アフターや2018年末に書き始めた合同誌の主要メンバーであるエンジニアは、私がいまの会社にリファラルしたエンジニアです。最近では技術書典が開催されるたびにSNSや当日、打ち上げを通して知り合いになる人が増えています。

仕事の縁も人の縁も始まっている

リファラルした、された関係のように直接仕事に結びつく縁もあれば、SNSでの知り合いのように未来の仕事につながるかもしれない縁も増えています。捉え方の問題かもしれませんが、まさに計画された偶発性だと感じずにはいられません。

技術同人誌というジャンル自体はITエンジニアに近いジャンルのものではありますが、仕事に繋がると思って始めたわけでありません。「楽しそう」「自分にもできるかもしれない」という思いからチャレンジしたものになります。しかし、今では仕事の縁でも大きなウェイトを占めており、これからもなにか楽しいことが始まりそうな予感がしています。

実際にいまいる会社で社員による合同誌を出そうとしており、この章の執筆時点で230ページを超えています。それだけでも大きなパワーを感じますし、なにかに繋がりそうという確信めいた予感があります。

月並みに言えば技術同人誌から始まる縁に非常にワクワクしています。

だから大人でも趣味を始めてみる

計画された偶発性は偶発的なものなので、必ずしも起こるわけではありません。そのために趣味を始めるのは非効率、あるいはナンセンスと言えるでしょう。

しかし、純粋に楽しんでいるものから何かが繋がっていくのもまた事実です。そしてそれは行動しなければ起こる確率0%のままです。宝くじに当たるかもしれないのと同じで、楽しんでいたら向こうからラッキーが飛び込んでくるかもしれません。その趣味は数が多ければ多いほど、確率は上がっていきます。宝くじは1枚買うよりも100枚買ったほうが当たりやすいですよね?

ぜひ、あなたも趣味を始める、あるいは趣味を増やしてみませんか?

趣味を知る

趣味を始める、増やすと言ってもどんなものがあるか知らなければ興味も持てず、はじめることも出来ません。知るためには他人の趣味について知るのが最も効率的です。なぜならばその趣味を持つ人に聞けば、その趣味について好きなだけ説明してくれて、なんなら一緒にやってくれたり、道具や場所などのお膳立てをしてくれるからです。これを利用しない手はありません。

この章では他にも趣味が紹介されていますが、私も自分の趣味を紹介させていただきます(このためにこの章を書いたと言っても過言ではない)

プラモデル

ガンプラに代表されるロボットもののプラモデルの他、戦車や飛行機といったミリタリーもの、車や電車といった生活に近いもの、お城や建物や情景(ラーメン屋の屋台など)といったものなどが存在します。最近のプラモデルは組み立ても簡単(接着剤不要)で、出来が良いので所有欲を満たしてくれます。ただ組み立てるだけでも十分楽しいです。

また、ただ組み立てるところから、塗装や改造などを行うことで工作の楽しみやオリジナルのものを作る楽しみを味わえます。特に最近は筆塗りによる塗装が流行っており、女性がプラモデルやフュギュアの塗装にハマるケースをよく見ます。

著者が作成、塗装したガンプラ

ミニ四駆

ミニ四駆といえば1980年代の「ダッシュ!四駆郎」、1994年の「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」などのブームが有名ですが、2015年前後から現在(執筆当時は2020年)にかけてまたブームが来ています。「ダッシュ!四駆郎」や「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」を楽しんでいた当時のミニ四レーサーが大人になり、生まれた自分の子供と楽しんだり、当時は高くて変えなかったパーツをふんだんに使用したり、難しい改造を行うことで大人の趣味として昇華されているのです。

今でも3〜4ヶ月に一回は全国の都市で公式のレース大会が開催されていますし、年々数は減っていますがミニ四駆BARやミニ四駆専門の模型店が存在していたり、Youtubeでミニ四駆専門に動画を配信したり、企業対抗レースが行われたりもしています。

個人的には当時の夢を大人の力で実現していくのがとても楽しい趣味です。

著者のミニ四駆

ゲーム実況動画

Youtubeやニコニコ動画では様々な動画が日々配信されていますが、なかでもゲーム実況動画は動画ジャンルとして主流のひとつになっていると思います。ゲーム実況動画とは実際にゲームをプレイしている様子を動画として配信しつつ、それに対する感想やリアクションを実況として載せているものになります。子供の頃、友達の家で友達とゲームをしていたあの感じが近いイメージとなります。

大人になると、仕事が終わったら友達の家に集まりみんなでスマブラやゴールデンアイをやる、というわけには行きません。やらなければならないことがたくさんあり、それは人によって時間帯も様々ですし、ゲーム以外の娯楽もあるので友達の家に集まってゲームをするというのはほぼ不可能と言って良いでしょう。ゲーム実況動画はそれを好きな時間に好きなだけ楽しむことができる素晴らしいメディアなのです。

最近ではボイスロイドやボーカロイドに代表される合成音声の実況動画も流行っています。人の肉声と違ってノイズ(呼吸音やくしゃみなど)が無く、安定した音質で聞けたり、その棒読み感やちょっとずれたイントネーションなどが好きな人もいます。好みのゲーム、好みの実況主を探すのもまた楽しいものです。

オンラインゲーム

いわゆるネトゲと呼ばれるものですが、私はDQ10とFF14が好きです。DQとFFは国産RPGとして屈指の知名度を誇るシリーズですが、そのオンラインゲームである10と14は「ネトゲだから」と敬遠されがちです。食わず嫌いは非常にもったいないのでぜひプレイしてほしいと思います。

DQとFFのどちらもそのストーリーが好きという方が多いと思います。10も14もオンラインゲームになってもどちらも非常に面白いストーリーですし、DQは全ナンバリング、FFは1〜9、12をやった私でも甲乙つけがたいほど面白くなっています。本当に食わず嫌いでやらないのはもったいないです。特にDQ10のVer2、FF14は全編(特に最新のストーリーほど)面白いのでぜひやってほしいですね。

またどちらも「らしさ」を非常に大事にしています。DQであればあの「鳥山明」ワールドを「すぎやまこういち」サウンドで自由に冒険でき、モンスターを仲間にしたり、家を立てたり、釣りをしたりもできます。FF14であればFFといえばコレというものをとにかく詰め込んでいます。ファンタジーな魔法、古代文明の超科学、バハムートやリヴァイアサン、オメガ、ジョブ、クリスタルタワー、植松サウンド、ゴールドソーサー、チョコボ、モーグリ、そしてクリスタル。それらがただ雑に置かれているのではなく、綿密な設定に沿って登場してくる世界観となっています。世界観スキーとか設定厨にもおすすめです。そのストーリーはゲーム・オブ・スローンズレベルとも言われるほどのクオリティです!

紙面の都合でここまでにしておきますが、オンラインゲーム、おすすめですよ!

アナログゲーム(ボードゲーム)

トランプやウノに代表されるカードゲームから、すごろくのようないわゆるボードゲームもおすすめです。日本でも徐々に流行ってきましたが、ドイツなどの海外ではかなり早くから一般化しており楽しまれています。

ボードゲームは本当にたくさんの種類があり、毎年新しいものが出ています。なかなかゲームも一緒に遊ぶメンツも集めるのが大変ですので、ボードゲームカフェなどに行くと簡単に体験できます。SNSでもボードゲーム会がよく募集されており、友達を誘っていってみると非常に面白いです。

個人的には「カタン」「雀じゃん」「インサイダーゲーム」「ワードバスケット」「顧客が本当に必要だったもの」「犯人は踊る」「シャドウレイダーズ」「コヨーテ」などが面白かったです。

シャドウレイダーズ

麻雀

「古い」「難しい」と言ったイメージがある麻雀ですが、やってみると面白いものです。ルールをすべて覚えるのが大変なのですが、実はすべて覚える必要はありません(いまだに私も覚えていませんw)。ゲームとしての面白さを体験するのであればふたつかみっつくらい覚えて、アプリ版や知人と遊ぶことで十分経験できると思います。他のルールはそこから徐々に覚えていく、というより楽しさに触れると勝ちたくなるので勝手に覚えていきますw

また雀荘はタバコがすごい、おっさんばっか、怖いというイメージがありますが、オリンピックの影響もあり禁煙・分煙が必須となるので良い環境で遊びやすくなります。女性にオススメのようなお店は男性でも入りやすいでしょう。

また健康麻雀という言葉もある通り、脳トレに非常によいゲームでもあるのでボケ防止に公民館などで無料で遊ばれている場合もあるようです。

レジン工作

「美しいものが嫌いな人がいて?」というのはララァ・スンのセリフですが、美しいものが嫌いな人は少ないでしょう。レジン工作は簡単に透明度の高い様々な形のものを作ることができ、子供のときに憧れたラピュタの飛行石や、FFの魔石、ドラクエのオーブなどマジックアイテムぽいものまで作れてしまいます。

宝石を買うと非常に高いうえに加工するのは非常に難しいですが、レジンであれば安く簡単に加工できます。安いので失敗してもそんなに気になりませんし、型に流し入れて磨くだけなので工程自体は簡単です。好きな色や形にするのは難易度が上がりますが、趣味としてはちょうどよいくらいの難易度だと思います。

レジンで作成したFF14のグッズ

石・鉱石・化石

子供の頃、ついきれいな石を拾ってしまった経験があるのではないでしょうか?ブリリアントカットされたきれいな宝石がほしいけど高い…と思ったことはありますか?化石の存在を知った時、アンモナイトや三葉虫の化石がほしいと思いませんでしたか?

趣味として、こういった石・鉱石・化石の収集をしている人たちがいます。そうやって集めた石をミネラル展という展示会兼即売会で売り出したりしているのです。素人目には数万円するように見える宝石のようにカットされた石でも、そこでは数百円で買えたりします。またきれいな石や宝石はただ見ているだけでも楽しいもので、会場をぐるっとまわるだけで2時間は経つほどです。

入場料がかかる場合もありますが、たいていは1,000円もしないですし、オマケとして石や宝石を貰える場合もあるので、ぜひミネラル展に足を運んでみてください。

数百円で購入したカイヤナイト

テレビゲーム(PCゲーム)

非常に多種多様なゲームソフトが発売されている昨今、テレビゲームもオススメです。あのスパイダーマンでさえゲームになっており、しかもかなり評価が高く売れています。またスターウォーズなどは別物語としてスターウォーズの世界観に触れられますし、オリジナルものとして発売されたメタルギアソリッドは米国のフォーチュン誌にて「20世紀最高のシナリオ」という評価を得ています。

ゲームの好みほど千差万別なものはないと思いますが、最近は実況動画などでどんなゲームかのイメージがつかみやすいですし、体験版や、そもそも無料のゲームなどもあるので気軽に遊べると思います。ジャンルもアクション、RPG、サウンドノベル、パズル、育成、釣り、ゴルフ、シューティング、ボード、ホラーなど様々なものがあります。

ちなみに、DQ10とFF14は途中まで無料で遊べます。DQ10については2020年内にブラウザから遊べるようになるそうなので、ゲームをするための環境(ゲームハード、ゲーミングPCなど)を持っていなくても遊ぶ事ができるようになります。

読書

私はSFとミステリーが好きです。SFはJ・P・ホーガンや林譲治、田中芳樹、伊藤計劃などが好きで、特にホーガンの「星を継ぐもの」シリーズは人生で最も面白い小説だと思っています。他にもいろいろ読んだのですが、全て実家にあるのと最近は読んでないのでパッと出てこないです…。ちょっと毛色は違いますがガンダムやアーマード・コアなどアニメやゲームのノベライズも好きです。

ミステリーではコナン・ドイル、モーリス・ル・ブラン、アガサ・クリスティー、ジョン・ディクスン・カー、エラリー・クイーン、有栖川有栖、綾辻行人、はやみねかおる、ダン・ブラウンなどが好きです。一番好きなのはエラリー・クイーンで、エラリー・クイーンシリーズはほとんど読んだと思います。

SFやミステリ以外にも様々なジャンルがありますし、図書館にいけばタダで読めます。また最近はオーディオブックという音声で聞く本もあるので、文字を読むのが苦手な人でも本が楽しめる時代になっていると思います。

乗り鉄は便利な趣味

さっぴー川原 @sapi_kawahara

本章では「乗り鉄は便利な趣味」の話を書きます。筆者は乗り鉄が趣味ですが、その趣味は意外と便利な趣味なのです。

鉄道を利用するときルールを見てから利用する人は居ないですが、鉄道というものは旅客営業規則があり、そのルールに沿って利用していることになります。実は乗り鉄という趣味の人は旅客営業規則を確認し旅客営業規則を上手く利用するのです。旅客営業規則を上手く利用すると少しだけ鉄道を利用するのが快適になります。そのノウハウが少しでも共有できればと筆者は願っております。

誤乗区間の無賃送還ルール

ねとらぼの記事で有名になったルールです。

「何言ってんの……?」駅員も困惑 「新潟に帰るはずが北海道に」酒に酔った勢いで新幹線に乗った衝撃体験が話題に https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2002/07/news098.html

故意ではなくミスにより誤乗車してしまったときは、間違ったルートの運賃などは請求されないルールです。なお、ねとらぼの記事に記載はないですが(ツイート主のツイートには記載あり)、こちらは当日運行される電車があるまでがルールです。

筆者も似たようなミスをしたことがあります。体験したことは東北新幹線で盛岡駅に向かうとき気付いたら秋田駅でした。なぜ誤乗したのかというと、当時は「はやて・こまち」で運行しており、「はやて」は八戸駅行きで「こまち」は秋田駅行きの2つの新幹線が連結して運行してます。「はやて」の指定席がいっぱいで「こまち」なら空いていたので、「こまち」で盛岡駅までの指定席を取って乗車しました。しかし、寝てしまい気付いたら秋田駅まで行ってしまいました。 この誤乗について検札があるかと思われますが、盛岡駅から秋田駅までは立席特急券という制度があります。この制度により指定席であっても、どこでも自由に着席して良いので検札が来なかったのです。

以下の第6款「誤乗及び誤購入」がルールとなります。

参考:■第2編 旅客営業 -第7章 乗車変更等の取扱い -第3節 旅客の特殊取扱 -第6款 誤乗及び誤購入

https://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/07_syo/03_setsu/16.html

ICカード乗車券(SuicaやPASMO)での乗車取消ルール

ICカード乗車券で間違えた改札に入ったら乗車取消ができます。駅員さんに乗る必要が無かったのに改札を入りましたなど言えば乗車取消ができます。定期券を購入し忘れて改札を入ってしまい、時間がないとの事情がなければ駅員さんに言って乗車取消をしてもらい、駅にて定期券を購入して再度改札を通ることができます。

あと、改札を間違えないと思われますが意外と改札には罠が多いです。有名なところは新宿駅東口改札で、この改札には罠があります。JR東日本を使うなら関係ないのですが、京王電鉄や小田急電鉄を利用する人は新宿駅東口改札を通って乗換改札を抜けるとJRの料金が徴収されます、それを避けるには隣にある別の改札である新宿駅中央東口改札を使ってください。

入場券活用

こちらはルールの話ではないですが、最近は駅ナカが充実しており、駅ナカだけを利用したいということもあるかもしれません、そのときICカード乗車券で入るのではなく入場券で入ることを知らない人が多いです。JR各社ではやっているところはほとんどないですが、小田急電鉄では入場券で入って駅ナカを利用して入場券にスタンプを押印してから駅員の居る窓口に行くと入場券の代金を返金してくれます。この方法を使うとロマンスカーカフェhttps://www.odakyu-restaurant.jp/shop/romancecarcafe/shinjyuku.htmlは小田急線を利用しなくても利用できるのですよ!

それと、JR新大阪駅でも同じことができます。詳しくはサイトに書いてあります。ルールがちょっとだけ複雑なのでサイトを確認してからやってみてください。

参考:入場券でお越しのお客様へhttps://www.ekimarushinosaka.com/information/

簡単に書くとこんな感じです。

  1. 新大阪駅で入場券を購入し駅に入る。(在来線のみ)
  2. ブックスタジオで入場券を見せてお買い物券をもらう。
  3. 買い物する店で、お買い物券とともに商品を購入する。
  4. 入場券分が差し引かれた料金で支払う。(ICカード乗車券で支払い可能)
  5. 入場券で駅の外に出る。

なお、在来線改札から入れば新幹線乗換改札も入ることが可能です。新幹線側の駅ナカも選べます。

途中下車のルール

片道101キロ以上から途中下車をすることが可能です。東京駅から熱海駅までがちょうど101キロありますので、東京駅から伊東駅まで行くとき熱海駅で途中下車が可能と思うかもしれませんが、これには罠があります!ICカード乗車券では途中下車制度がないため熱海で下車すると東京駅から熱海駅までの乗車料金が徴収されます。それならば、ICカード乗車券ではなく東京駅から伊東駅までのきっぷを購入すれば途中下車できると考えますが、通常の購入方法では大都市近郊区間内のルールにより東京駅から伊東駅までのきっぷは途中下車不可のきっぷになります。

この大都市近郊区間内のルールは、どんなルートを使って乗車しても行程を戻らない限り最短ルートで乗車料金を請求するのですが、その代わり片道101キロ以上であっても途中下車ができなくなります。

参考:大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例

https://www.jreast.co.jp/kippu/1103.html

それでは、東京駅から伊東駅までのきっぷでは途中下車できないのでしょうか?実はできる方法があります。東京駅から伊東駅までの乗車券を購入するとき新幹線をルートに含めて購入するのです。実は新幹線をルートに含めると大都市近郊区間内のルールが外れ、東京駅から伊東駅までのルートで途中下車ができるようになり、小田原駅・湯河原駅・熱海駅など途中下車できるようになります。

なお、このような大都市近郊区間内を新幹線による適用外にするルートは日本全国にあります。 新幹線と並行するJR各社の路線があればたいてい使える技なので、以下のサイトを参考に考えてみると良いかもしれません。

■第2編 旅客営業 -第1章 通則

https://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/01_syo/01_setsu/03.html#16-2

注意点としては、新幹線をルートに入れると、大都市近郊区間内のルールが適用されなくなりますので、自由なルートは使用できなくなります。東京駅から伊東駅まで行くとき東京駅からは東海道本線と伊東線(東京駅〜品川駅〜川崎駅〜横浜駅〜茅ヶ崎駅〜小田原駅〜熱海駅〜伊東駅のルート)を使用する以外は禁止となります。駅員さんが確認する方法はないですが、たとえば東京駅から中央本線を使用して八王子駅まで行き、相模線で茅ヶ崎駅まで行く方法はルール違反となります。

継続乗車ルール

ICカード乗車券の時代になり、きっぷの有効期限を見ることはなくなりましたが、きっぷには有効期限があります。片道100キロ以内のときは原則購入日が有効期限となります。ここで1つ疑問が出てきます。23時59分に購入したきっぷの有効期限は1分なのでしょうか?正解は継続乗車ルールにより翌日の終電までが有効期限となります。普段何気なく終電を利用していますが、これは継続乗車というルールが適用されているのです。きっぷだけじゃなく定期券も同じように有効期限の翌日の終電までが有効期限となります。

以下の第155条「継続乗車」に記載があります。

■第2編 旅客営業 -第4章 乗車券類の効力 -第2節 乗車券の効力

https://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/04_syo/02_setsu/index.html

なお、1月1日だけ終電がありません。そのため12月31日の乗車券は1月2日までが有効期限になります。このルールと大都市近郊区間内のルールをあわせ技として2日間大回り乗車という遊びができます。多くの人がチャレンジしていますで興味があれば「年越し最長大回り」で検索してみると良いでしょう、ただし過酷な旅になるのでオススメはしておりません。

まとめ

どうでしたか?電車に乗るだけでも色々なルールと色々な技があったと思います。

とくに途中下車の項目はオススメできる技だと思います。熱海駅がICカード乗車券を使用できない時代は、きっぷを購入すると途中下車が可能なきっぷでした。その後、熱海駅がICカード乗車券の利用が可能になったとき、大都市近郊区間内のルールが適用され途中下車できないきっぷに変わってしまいました。しかし、旅客営業規則をよく読むと抜け道が見つかります。

何気なく利用している鉄道において私達はルールに沿って利用してます。そのルールを知ることでさらに活用できる方法があります。まだまだ活用できる方法はあると思いますが、今回は代表的な技を書きました。是非とも活用できればと筆者は思います。

Footnotes

  1. 詳細はしがないラジオsp51にて https://shiganai.org/ep/sp51a-forte

  2. https://www.nicovideo.jp/watch/sm19433622