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楽しく働きながら生きるためのWill-Can-Mustの見つけ方

はじめに

皆さん仕事は楽しいでしょうか?

仕事が辛くてどうしようもなく、今すぐ仕事を辞めたいそんな話も珍しくありません 多くの人は生きるために働いています多くの人にとって生き方とは働き方であるそう言っても過言ではないでしょう 一般的な働き方で1日8時間、24時間のうち1/3の時間を働くに費やしています 私たちの人生は1/3が働くことでできているのです。 今回はそんな人生の多くを占める働くということを楽しむためにはという側面から行き方というのを考えます

さてここでもう一度質問をします皆さん今仕事は楽しいですか?

楽しく仕事をできているという方はそのまま頑張ってください。

この本を読んでいる方の多くは楽しく仕事できていないと感じている人が多いのではないでしょうか

この章を読んで自分が楽しく働くためにはどうすれば良いのかということを考えましょう

Will-Can-Mustを考える

楽しく働くためには、仕事におけるWill-Can-Mustを把握することが重要です。 この章では、Will-Can-Mustをそれぞれ下記のように定義します。

  • Will:自分がやりたいこと
  • Can:自分ができること
  • Must:自分が会社から求められていること

Will-Can-Mustを明確にすることで今の環境が楽しく働ける職場なのかを見定める参考になります。 さらに、自身が成長することで楽しく働ける環境になりそうなポイントなどもわかってくるため、Will-Can-Mustを考えることはオススメです。

しかしWill-Can-Mustを考えるといきなり言われてもなかなか考えることができないという人は多いと思います。 そこで、この章では、Will-Can-Mustを考えるための簡単なワークを考えてみたのでそれを紹介します。

仕事でやることリストを作る

まずは、自分が仕事で行っていることを箇条書きにしてみましょう。 また、自身のキャリアの中でこれからやっていく予定にあるものもリストに入れて良いです。

※注意:そもそも仕事をしたくないという思考停止をしてしまう方は、他の生き方を考えてみることをオススメします。 この本にはさまざまな生き方が詰まっているのでそちらの章を読んでみましょう。

やることリスト

仕事でやりたいことなのかをチェックする

次に、それぞれの項目に対して、自分がやりたいことなのかをチェックします。これは、自分の気持ちに正直に記載することが重要です。 Willリスト

自分ができることなのかをチェックする

次は、できることなのかできないことなのかをチェックします。 先ほどの、やりたいことリストの項目それぞれに自分はそれを苦もなくできるのか、できないのかをチェックします。

Canリスト

会社から求められていることなのかをチェックする

やりたいこと、やりたくないことリストができたら、それぞれの項目に対して、それが会社から求められていることなのかをチェックします。

Mustリスト

リストをつくるときに会社から求められているのか不明な点に関しては、それを確認することも楽しく働くために必要な活動だと思うので、表を作りながら埋めていくことをオススメします。

Will-Can-Mustリストの見方

さて、ここまでの過程を経てできたリストはWill-Can-Mustリストになっています。 このリストを作る過程で自分の仕事に対して気づきが得られた方もいると思います。 この節では、このWill-Can-Mustリストのさらなる活用方法を紹介します。

Will-Can-Must領域はあなたが一番輝くところ

やりたいことで、自分が苦もなくできて、会社から求められている仕事は、あなたが一番輝くところです。 その仕事をするチャンスを、自ら積極的に求めて行くとよいでしょう。

著者の場合だと、「ふりかえりのファシリテーション」「顧客との仕様調整」の2つが該当します。この2つのことに関しては、積極的に手を挙げていこうと考えています。

Will-Must領域は努力をするポイント

やりたいことで、会社から求められているが、まだまだ自分が遂行するには苦しい仕事については努力をして身につけると良いでしょう。自分ひとりで進めるだけではなく、会社に協力を求めてみるのも良いでしょう。

著者の場合だと、「マーケティング施策の検討」「チームビルディング」などが該当します。この領域は努力をして身につけて行く必要があることです。

Can-Must領域は効率化をするポイント

自分が苦もなくできて、会社から求められている仕事ではあるが、やりたくないことについては、効率化を目指しましょう。この領域の仕事をこなすことで、自身がやりたい仕事のチャンスを引き寄せることになるので手を抜いてしまうのはもったいないです。

著者の場合だと、「飲み会の幹事」「会社の事務手続き」の2つが該当します。会社の事務手続きの自動化などはなるべく自動化したいので、良いツールなどがあれば積極的に導入するよう、促していきたいです。

Will-Can領域は社外コミュニティで力を発揮するポイント

やりたいことで、自分が苦もなくできることだが、会社から求められていないことについては、まずは社外コミュニティで発揮すると良いでしょう。そこで、実績を上げることで自身のブランディングにも繋がります。もしかすると、会社側が必要性を感じてチャンスを与えてくれることもあるかもしれません。

著者の場合だと、「Podcast」はまだまだ会社から求められているレベルにはなっていません。もっとPodcastの実績を上げて、発信手段の1つとして確立させていきたいです。

やらないことを決める

このリストに書かれていることすべてをあなた1人で行う必要はあるでしょうか? 仕事によっては誰かに任せたほうが適任となるようなことがあるかもしれません。とくに、Mustだけがチェックをついている項目については、非常にストレスになる部分なのでやらなくても良いように働きかけることも大切です。自分を担当から外してもらっても良いですし、誰か得意な人に協力を仰いでも良いと思います。

終わりに

今回作ったリストは、今の会社のことだけではなく、転職活動においても参考になります。 このリストにおけるMustの部分が会社やポジションによって変わる部分です。 リストのMust部分を埋めながら会社選びをすることで自身が楽しく働ける環境なのかを知るヒントになります。

自身のプロフィールのひとつとして、このリストを会社に渡してみるのもよいでしょう。自分がどのようなことに興味を持ち、どのようなことができるのかがこのリストに詰まっています。

Will-Can-Mustを把握して、楽しく働きながら生きていきましょう。