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Arduinoで遊びたい人が「Arduinoをはじめよう」書籍を始めるまでの話

ふーれむ@ditflame

はじめに

こんにちは。ふーれむと申します。この本を手に取られる方は大きく

  • 積み基板が積まれていて消化に困っている or 普通にマイコンボードを触っている 方
  • こういうので遊んでみたいんだけどよくわからなくてこの本を手に取られた 方

の2種類に別れるだろうと思っているのですが、後者の「遊んでみたいんだけどよくわかんないよ~」という方のための記事が同人誌版ではありませんでした。(元々この本って「そういう層はこの本買わないんじゃ?」という前提だったので……)

本章はそういった方に向けての記事になります。

実際に遊ぶためにはまずどうすべきか、それが問題だ

まずそもそもの話として、マイコンボードで遊ぶためにはまずマイコンボードを買わなくてはいけません。更にマイコンボードだけでは遊べないのでボードにつなぐ各種電子部品や、ジャンパワイヤ、ブレッドボードなども最初に必要になります。色々と細かく買い揃えるのがまず初心者の方にはハードルとして高いですよね。

なお実は筆者もあまりマイコンボードを持っておらず1、必要になれば買えばいいか~ と思っていたのですが、先日とある理由2により共立エレショップ3さんの Arduinoをはじめよう「Arduino UNO セット」 KP-UNOST034 を買ってしまいました。えへへ……

セットはこんな感じのパッケージになります。ぴったり合うケースも付いてくるので大変良いですね。(すぐパーツが散らばりがちになりますからね)

Arduino UNOキット

なお、今現在(2022/8/7時点 筆者調べ)では上記セットは欠品している様なのですが、後継セットである Arduinoをはじめよう「Arduino&書籍&部品セット」 KP-ARDST03 5 が販売されているようです。Arduinoが Arduino Leonardoになっているのでより色んな事が遊べる模様。(最大の違いは本に沿ってキーボードデバイスとか作ったりできない→できる ですね。)

さてせっかくなのでLチカ6をしてみました。

スケッチ(Arduino界ではソースコードの事をこう言うらしい)をこうして……

const int LED = 13;

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  pinMode(LED, OUTPUT);
}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:
  digitalWrite(LED, HIGH);
  delay(500);
  digitalWrite(LED, LOW);
  delay(500);
}

LEDをarduinoに繋いで…… こうじゃ!

Lチカ

チカりましたね。なおこのキットだと書籍の結構な割合の電子工作が実際に作って遊べるようです。(ようです というのは時間がなくて遊べていないのです……)

マイコンボードを買わなくても実は…

先程「マイコンボードで遊ぶために、まずマイコンボードを買わなくてはいけません。」と記載しましたが あれは事実ではない(かもしれない)事を最近知りました。

なんと、フリーで遊べて更にWeb上で動いてしまうシミュレーターがあります!(とはいえ、マイコンボードを買わない場合は物理的に組んで遊べないですので、あながち間違っているわけでもないのですが。)

サイトは https://wokwi.com/ [^wokwi] になるのですが、Arduino UNOのシミュレーターも こちら7 にあります。

wokwiのArduino UNOシミュレーター

この画面に対し、上の章で書いたスケッチを入力、LEDをつけて同様に動かしてみると…… こうなります。

wokwiでもLチカさせてみた

うぉー! チカってる!(紙面ではチカっているのをお見せできないのが残念です!あまりに残念なのでこのページを読まれた方、ぜひWeb上でも遊んでみてくださいね!)

なんとバーチャルでもチカれます。ちょっと気軽に試したい時にも使えますし、何と言っても無料なのが最高に良いですね。

おわりに

最近は本当に何でもありますね。Webで動くフリーのシミュレーターがある事に気づいた時は「なんだこれ!」って口走ってしまった覚えがあります。それほどの衝撃でした。

筆者としては、この記事がマイコンを始めてみたい人の後押しになれば大変嬉しい限りです。

Footnotes

  1. STM32しか持っていなかったので巻末のおもしろ企画であるクロスレビューにも参加していません 笑

  2. 実は妻が実家で飼っていたペットのうさぎが狭心症になったため、酸素濃度を上げる装置を導入したそうなのですが、装置にフィードバック制御機構がついておらず義母が手動で濃度調整をしている……という何とも面倒くさい運用になっていて結構大変そうだった為、自動化しようとしてみた という経緯になります。ただ、キットを買った後作る間もなくうさぎは10歳の天寿を全うした事もあり、実際に作るには至らず。という顛末でして、まあそういうものだよな……と。

  3. https://eleshop.jp/shop/

  4. https://eleshop.jp/shop/g/g402648/ なお1万円弱ぐらいしちゃうのです。それでも最初はこういう揃いものを買った方が楽だと思いますけれど。

  5. https://eleshop.jp/shop/g/g402375/

  6. 困った時はとりあえずLチカ。とりあえずビールみたいなやつです。

  7. https://wokwi.com/projects/new/arduino-uno